12球団で最も失点の少ない鉄壁の投手陣と、狙い球を着実に仕留める打撃陣で2年ぶりのパリーグ優勝。 三振を奪える投手力と安打を許さない守備力、走力を活かした攻撃の特徴を2020年の年間成績データから分析します。 ※データ分析で利用している得点期待値などの詳しいデータは、上部「分析」タブから見ることができます。
2020年の年間成績データを元に巨人のチーム戦力を分析。 総得点、総失点が共に12球団で2位、バランスの取れた強さを持つ巨人。12球団で最も本塁打を打ち、失策も最も少ない。 長打力を活かした一発狙いの打線と、打たせる投手陣、守る守備陣。攻撃と守備の特徴をデータで分析します。 ※データ分析で利用している得点期待値などの詳しいデータは、上部「分析」タブから見ることができます。 ■攻
2020年の年間成績データを元に日本シリーズで対戦する巨人とソフトバンクの戦力を比較。 12球団で最も本塁打を打つ巨人打線に対するは、最も本塁打を打たれていない鉄壁のソフトバンク投手陣。 ヒットより本塁打を狙うソフトバンク打線とヒットを打たせない巨人投手陣の戦いにも注目。 ※データ分析で利用している得点期待値などの詳しいデータは、上部「分析」タブから見ることができます。 ■巨人打線 v
■CS進出に大きく貢献 11月8日、ロッテが4年ぶりのクライマックスシリーズ進出(CS進出)を決めた。最後は直接対決でライバル・西武を下しての2位確定となったが、最終盤でCS進出を手繰り寄せた裏にはこの男の存在が大きかったといっても過言ではないだろう。 藤原恭大。7日のオリックス戦では弾丸ライナーで右翼席へ飛び込む逆転3ランを放ち、キューステ!のAI査定では先発の二木を抑えて1位を獲得
■2000本安打を視界に捉えて... 通算1884本安打でスタートした2020年シーズン。前半は不調に悩まされたが現在は調子を取り戻し、10月24日時点で2000本安打まで残り12本と今シーズン中の偉業達成も射程に捉えている。 そんな坂本勇人のこれまでの実績を振り返っていきたい。 ■これまでの歩み 【1年目から存在感を発揮。球界を代表する打者へ】 1年目(2007年)
■チーム34年ぶりの本塁打王へ邁進中 10月18日終了時点で26本塁打とセ・リーグ本塁打ランクトップに位置する大山悠輔。本塁打王となればチームとしては86年のバース氏以来34年ぶりの快挙である。 16年ドラフト1位で入団して4年目のシーズン。金本前監督の期待も背負いつつ成長を続けてきた大山の変貌と本塁打王への道のりを数値から読み解いていきたい。 ■19年シーズンからの変化
■平成生まれ初の通算100勝到達 巨人・菅野智之が10月6日のDeNA戦で開幕からの13連勝を達成。 「開幕投手」として開幕からの13連勝は現チームメイトの岩隈が04年近鉄時代に成した12連勝を抜くプロ野球新記録、同時に13年のデビュー以来積み重ねた勝ち星も100となり、平成生まれ初の通算100勝達成投手となった。 通算192試合目(8シーズン)での100勝到達は歴代一桁順位のハイペ
12球団で最も失点の少ない鉄壁の投手陣と、狙い球を着実に仕留める打撃陣で2年ぶりのパリーグ優勝。
三振を奪える投手力と安打を許さない守備力、走力を活かした攻撃の特徴を2020年の年間成績データから分析します。
※データ分析で利用している得点期待値などの詳しいデータは、上部「分析」タブから見ることができます。
■攻撃力分析
得点は12球団で3位の531点。盗塁・三塁打が1位でトップクラスの走力と長打力を武器としている。
本塁打が多い割に三振が少なく、また四球が少なく凡打が多いことから、早いカウントから狙い球を絞って強打する戦術が高い得点力を生んでいる。
・総得点は531点で12球団中3位、平均493点と比較して37.2点上回っている。
・単打は660個で10位、平均の692個より32個少なく、得点期待値に換算すると平均より15点ほど稼げていない。
・二塁打は165個で9位、平均の172個より17個少なく、三塁打とあわせても平均以下となっている。
・三塁打は12球団トップの28個、平均の18個より10個多い。足が速いだけではなく長打も打てる選手が多いことが特徴。
・本塁打は126個の3位、平均の107個より19個多く、得点換算すると24.7点稼いでいる。
・三振も851個で3位、平均の899個と比べて48個少ない。本塁打が多い割に三振が少なく、狙い球を絞って確実に仕留めていると想定される。
・四球は平均以下、凡打は12球団でも多い方で、早いカウントから打っていく傾向がある。
・盗塁は12球団で最も多い99個。平均の72個より17個多い。
・相手の失策は56個で最も少なく、自らの打力・走力で得点を稼いでいる。
■防御力分析
三振が最も多く、本塁打が最も打たれていない強力な投手陣を擁しており、失点は12球団で最も少ない389点。
単打、二塁打も平均より少なく、ほとんど打たれていない、という印象。
ただし、四球が最も多い457個であり、三振か四球のパワー型の投手が力で抑えている。
・総失点は12球団で最も少ない389点。12球団の平均493点と比較して104点も抑えている。
・被単打は606個で2位。平均の693個より87個少なく、ポジションを含めた守備力の高さがうかがえる。
・被二塁打は139個で1位。平均の173個と比べて34個少ない。打撃でも少ないためPayPayドームは二塁打が出にくい球場となっている。
・被本塁打は最も少ない83個、平均の107個と比べて24本も少なく、得点に換算すると32点抑えている。
・奪三振は12球団で最も多い1035個。平均の899個より136個も多く、22.3点抑えている。
・与四球は10位の457個。平均の410寄り47個多く、約14点失っている。
・凡打は12球団で最も少ないが、三振に抑えているため少なくなっていると想定される。
・許盗塁、失策数はほぼ平均。
12球団一の強力な投手陣と、長打力と走力を兼ね備えた打撃陣で確実に勝利を重ねている。
四球を選ばずいい球を仕留める攻撃と、三振を狙って四球を与える投球は、ある意味チーム戦略として一貫性がある。
攻撃では単打・四球で出塁できる打者、守備では四球を出さず凡打に仕留める投手が補強ポイント。