分析レポート


日本シリーズ2020直前!巨人 vs ソフトバンク戦力比較

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2020年の年間成績データを元に日本シリーズで対戦する巨人とソフトバンクの戦力を比較。
12球団で最も本塁打を打つ巨人打線に対するは、最も本塁打を打たれていない鉄壁のソフトバンク投手陣。
ヒットより本塁打を狙うソフトバンク打線とヒットを打たせない巨人投手陣の戦いにも注目。
※データ分析で利用している得点期待値などの詳しいデータは、上部「分析」タブから見ることができます。


■巨人打線 vs ソフトバンク投手陣


巨人打線は12球団で本塁打が最も多いが、三振も多い。一発狙いの打線であることが特徴。
対するソフトバンク投手陣は12球団で最も本塁打を打たれておらず奪三振も多いが、四球が多い。
巨人打線は狙い球を絞って本塁打を狙いつつ、四球で出塁する作戦が有効か。
・単打が平均より少ない巨人(685本/平均693本)に対し、単打を打たせていないソフトバンク投手陣(被単打606本)の対戦のため単打は出にくい。
・本塁打は12球団で最も打っている巨人(135本/平均107本)に対し、最も本塁打を打たれていないソフトバンク投手陣(被本塁打83本)の対決が見もの。
・平均より三振の多い巨人(974個/平均900個)と12球団で最も三振を奪っているソフトバンク投手陣(奪三振1035個)、三振の山を築く可能性もある。
・四球は巨人は平均より多く(423個/平均410個)、ソフトバンクは12球団で最も与四球が多い(与四球457個)。
・巨人打線は四球でランナーを貯め、本塁打で得点をいかに稼ぐかが勝負。


■ソフトバンク打線 vs 巨人投手陣


ソフトバンク打線は本塁打は多いが三振は少ない。ただし単打、四球が少ないのが特徴。
対する巨人投手陣は12球団で最も単打が打たれていないが、被本塁打が多く奪三振は少ない。
ソフトバンク打線は、打たせて取る巨人投手陣に対し、三振を恐れず本塁打を狙っていくと予想。
・単打が少ないソフトバンク(660本/平均693本)と、単打を打たせていない巨人投手陣(被単打605本)の対決のため単打は出にくい。
・本塁打の多いソフトバンク(126本/平均107本)に対し、本塁打が打たれている巨人投手陣(被本塁打114本)のため、本塁打が多く出そう。
・三振が少ないソフトバンク(851個/平均900個)に対し、三振の少ない巨人投手陣(奪三振886個)のため、三振は出にくい。
・盗塁が12球団で最も多いソフトバンク(99個/平均73個)と、許盗塁が最も少ない巨人(50個)のキャッチャー陣の戦いも見もの。
・ソフトバンク打線はヒットではなく本塁打・三塁打など長打を狙うと思われる。


巨人、ソフトバンク共に本塁打が特徴のチームであり、華々しい打ち合いが予想される。
戦力データ上はソフトバンクの方が有利であるが、巨人の長所を生かしてどう戦うかが注目である。

2020/11/17 by 19000013

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